今週は後期最後の大学の授業でした。
これで社会人になる学生さんもいらっしゃるので、社会人になっても頑張ってね。応援しているよと、熱を込めて皆さんをお見送りして終わりました。
そんな中、ある学生の方からお手紙をいただきました。

その中には
私の授業を受けてよかった。
4年間の学生生活の中で一番心に残った授業だった。
これからの人生にも、活かしていきたい。
もっと沢山授業を受けたかった。
もっと早く私に会いたかった。
こんな素敵な沢山の言葉の花束が詰まっていました。
お手紙に気持ちをしたためていただいてありがとうございます。
学生の方とは個人的なやり取りが出来ない為、この場でその学生の方にお返事のつもりで書きたいと思います。
お手紙ありがとうございます。
私も読んでいて心が苦しくなるほどでした。そんな辛い事があったのですね。
よく乗り越えてきましたね。
私が感じたのは、相手の気持ちを優先しすぎるがあまり、ご自身の気持ちを置いてきぼりにしすぎてしまっていたのではないかな、ということ。
本来ホスピタリティは、自己犠牲ではなく、自分も大切にするということは伝えたので、今なら大丈夫だと思います。ですが、改めてもう一度言います。
もっと自分の気持ちを大切にしてほしい。
もっと自分の事を大切にしてほしい。
ホスピタリティを発揮する為にも、自分が幸せになる為にも、ここは何よりも大切です。
そして、嫌な事は嫌と言ってもいい。
あなたにはその権利があります。
辛いことを吐きだすのは勇気がいるし、怖かったと思うけれど、私にもそして大切な人にも、それが出来たからこそ、幸せになれる道が開けたと思います。
これから社会人になるけれど、相手を不快にさせない、「NOと言わない言い方」などお伝えしたことを活かして、ご自身もお相手も大切にしていっていただきたいと思います。
あなたの人生はこれからです。
これから幸せな事が沢山訪れますように!
遠く栃木から応援しています。
ホスピタリティ論担当 伊藤由起枝