感謝を言い合う

12月に入り、今年も残りわずかとなりました。

今年は、個人的には父が亡くなるという悲しい出来事もありましたし、世の中もコロナ禍。

それまでの日常が大きく変わる年になりました。

父との別れ、そして緊急事態宣言もあり、家族と一緒にいる時間が増えた為、実はイライラが増えてしまった私。(お年頃ということもあると思います・・・)

毎月行っている企業様や、大学の授業でも、最近イライラが・・・と何度言ったことか。

私自身イライラした際は、家族への態度も後悔と反省、と後味が悪いし、いいことは何もありません。

その為、感情コントロールセミナー、潜在意識の勉強など、今まで以上に勉強した年でした。

イライラしてしまう理由は色々あると思いますが、一緒にいることが当たり前になりすぎて、感謝が出来ていないのかな、と思い立った先月。

家族でありがとうを言い合おうことにしました。

夜寝る前に、それぞれに5個はありがとうを具体的に言う、そして自分自身へもありがとうを複数言うようにしました。

言い合うようになり、まだ少ししか経っていませんが、確実にイライラが減ったように思います。

ありがとうは、言っても言われても自然に笑顔になれますし、優しい気持ちにもなれます。

そして、具体的なありがとうを言う為には、相手の事をきちんと観察し、当たり前の事にも注目する必要があります。

実はこれ、研修でいつも受講生にお伝えしていること・・・

おもてなしの為にもお客様を観察しましょう(凝視ではない)

部下や同僚へ、日常へ、感謝しましょう。

アドラー心理学のELMでも、お伝えしていますが、どうしても人は出来ていないこと、欠けていると思える部分に目を向けてしまいます。

ですが、人は、できていない事よりも、出来ていることの方が多いものです。

当たり前すぎて目立たないだけ。

毎日仕事が出来ることだって当たり前ではない。仕事をさせてもらえること、仕事ができる環境があることだって、当たり前ではないということは、コロナ禍でも大震災でも実感したはず。

もっと言えば、朝起きることだって当たり前ではない。父を亡くして毎日生きていることだって奇跡でもあるんだと改めて感じます。

そんな当たり前のことが日常になり、感謝が薄れてしまい、出来ていないことにばかり注目してしまう。

なので、イライラしていたんですね私。

感謝を言い合うと、どんなに疲れていても気持ちが和らぐものです。

そして忘れがちですが、自分に対しての「ありがとう」

一日働いてくれたのも、今日健康でいてくれたのも、無事出かけて帰ってこれたのも、全部自分のお陰です。

そんな頑張っている自分にも「ありがとう」を言う。

これ、意外と大切な事だと思います。

今日も家族へ、自分へ、どんなありがとうを言おうかな♪