ELM勇気づけトレーナー

昨年より、アドラー心理学を学んでおりましたが、今年になり、ようやくELM勇気づけトレーナーの資格を取ることが出来ました。

本当は、昨年の10月に受講予定が台風で延期。

今年の4月に受講予定が、緊急事態宣言に伴い延期。

三度目の正直の7月に、ようやく取得することが出来ました。

このELMは、勇気付けの為の講座です。

勇気付けとは、「困難を克服する活力を与える事」

私もそうでしたが、過去沢山勇気をくじかれてきたので、どうせ私は・・・と自己肯定感が低い、自信が持てない、落ち込みやすいなどの面があります。

ですが、息子を見ていて思います。

本来人は、チャレンジ精神旺盛で、自信を持っているということを。

もうすぐ4歳になる息子は、何でも自分も!とやりたがります。

ここ数日は、夕食の食器を一緒に洗いたがります。

時間は倍どころではなくかかりますが、ママと一緒に何かが出来た事、ママのお手伝いが出来た事、自分が洗うことが出来た事で、とっても満足そうです。

これが、時間かかるからやらなくていいよ、ほら、またびちゃびちゃにして!ここ、洗い残してるよ!とダメ出しをしてばかりでは、自分はダメな人間だ。ママのお手伝いしたかったのに・・・と心が挫けてしまうと思います。

そういった挫かれた経験が、対 人に対して、対 仕事に対して悪影響を与えてしまう事もあると思います。

もちろんすべての事がマイナスになるわけではなく、悔しさをばねに頑張り、飛躍することもできると思います。

実際、私も傷ついたからこそ意識して良くなったことがあります。

私が中学生だった時。

体育委員、保健委員、美化委員など、の委員会がありますが、私は放送委員でした。

放送委員を選んだ理由は、給食の時間に自分の好きな音楽をかけられるから。

ただそれだけで選んだ放送委員ですが、音楽をかけるだけではなく、給食の時間、掃除の時間といったアナウンスをする役もありました。

初回の私の放送委員の日。

役を終えてクラスに戻ると、担任の先生に言われました。

「ゆきえ、お前の声は暗い。給食の案内も、葬式の案内のようだ。」

初めての委員会での仕事の後、お疲れ様でも、頑張ったな、でもなく、このようなダメ出しを受けた私。

どれだけ傷ついたか想像できますでしょうか。

思春期の私は、その時に声を明るくしようとは思いませんでした。暗い声ということで、放送委員に行くのも嫌になってしまい、自分で選んだ放送委員が嫌な活動になったことを覚えています。

もちろん、このような事を言う先生の事を好きになれるはずがなく、卒業して30年近く経つのに、その先生の事を思い出すとあの時の嫌な気持ちがセットでついています。

そんな私が声を意識しようと思ったのは、ホテルに勤めてから。

私は声が暗いんだから、素敵な先輩の声を真似しようと、意識していくうちに、声の出し方が変わったのか、今では声を褒めていただく事が増えました。

お子様を育てている方、そして会社の上司や後輩のいる方は、知らず知らずのうちに、相手の勇気を挫いてしまっているかもしれません。

実際、私も余裕がない時はついつい、息子に対して、主人に対して、心を挫かせてしまう言い方をしています。

でも、あ、今の言い方は勇気くじきだなと気づけるようになり、その後の対応を変えられるようになりました。(もちろんまだまだ不完全ではあります)

アドラー心理学を学んでから、自分の思考が少しずつ変わってきていることを実感しています。

このELMは、心が挫けてしまった自分自身を勇気づける学びです。

そして、人を勇気づけることが出来る学びでもあります。

私自身ELMを伝えることにより、自分自身を、そして受講される方を勇気づけていきたいと思います!